主な計測機器(データロガー) 省電力のフィールド用ロガーです
お知らせ:LCA-04Gは2012/06月で製造終了しました。後継機はSTA-04Gとなります。ひずみアンプ LCA-4G 4ゲージ350Ω用
定時データ計測以外に、警報判定機能や警報接点出力、RS-485通信ポートも備え、遠隔監視や防災警報装置としても使用できます。
半自動計測の場合、蓄積データはメモリカードにコピーして回収し、エクセルで処理可能。FOMAや無線に接続する遠隔ネットワーク監視にも対応。
よくある質問
- Q01. この歪みアンプLCA-4Gは、動ひずみアンプとして使えますか?
- Q02. LCA-4Gは350Ω4ゲージ専用と書いてありますが、120Ωゲージは接続できますか?
- Q03. 増幅率や、ゼロ点、スパンの調整は自分で行わなければならないのでしょうか?
- Q04. 歪ゲージ式変換器の初期不平衡や校正係数はゼロ、スパンで調整できますか?
回答
Q10.この歪みアンプLCA-4Gは、動歪みアンプとして使えますか?
このLCA-4G型アンプは、動歪み増幅器としては使えません。
計測時のAC電源の50Hzや60Hzノイズや、携帯や無線機、インバータの高周波ノイズを避け、安定した信号が得られるように、10Hz以上の高周波をカットするローパスフィルターが入っております。基本的には1秒以下のゆっくりした現象を測定する、静ひずみアンプとしてご利用ください。
なお、フィールド計測で100〜500Hz応答の、DC駆動の省電力アンプの御要望も時々あります。社内的には、動歪みアンプを試験テーマとして取り組んでおりますので、具体的なお話があれば、ご連絡ください。
Q20.LCA-4Gは350Ω4ゲージ専用と書いてありますが、120Ωゲージは接続できますか?
省電力化のため、ブリッジの駆動電流パワーを抑えているので、電流が多く流れる120Ωゲージを接続した場合、温度変化や電源電圧変化で、増幅出力が±10%以上不安定に変動する可能性があります。(正確な測定ではありませんが)
なお、抵抗が500Ωや1000Ωのゲージについては、接続可能ですが、当増幅器は350オームに最適化されているため、それ以外の抵抗のゲージでは、測定精度等が若干落ちる可能性はあります。
【接続可能センサー例】
- 間隙水圧計: 共和電業製 BPB-A, BPC-A, BPG-A-S, BPA-F-S(350Ω×4ゲージ)は接続OK
- 間隙水圧計: 共和電業製 BPR-A-S(120Ω×4ゲージ)は接続不可
なお、120Ωゲージの1,2ゲージについては、当社の「歪みゲージアンプLCA-12G」が対応しております
Q30.増幅率や、ゼロ点、スパンの調整は自分で行わなければならないのでしょうか?
基本的に出荷時には、次表の設定でゼロ点とスパンは設定済みです。ひずみゲージ変換器の定格出力に合わせて、ディップスイッチで増幅倍率を選択すれば所定の出力が出ます。
- ひずみゲージ式変換器の型式
例:東京測器研究所のロードセル KCE-NA
- 定格出力(mV/V) 例: 1.25mV/V
- 増幅後の出力電圧 例: 2500mV
この場合は以下のような計算で、出力電圧が求まります。
<定格出力1.25mV/V × 印加電圧5V固定 × 増幅率400倍 = 出力2500mV>なを、出力電圧については、当アンプの増幅率は200、400、1000、2000倍の4段階で、ゼロ、スパンの調整範囲も限られるため、ある程度きりのいい数字に合わせていただく必要があります。
<出荷時調整例> | |||
---|---|---|---|
ブリッジ定格出力 | ブリッジ電圧 | 増幅率 | 出力電圧 |
0.25mV/V (500μSTRAIN) |
5V固定 | 2000倍 | 2500mV |
5V固定 | 1000倍 | 1250mV | |
0.5mV/V (1000μSTRAIN) |
5V固定 | 2000倍 | 5000mV |
5V固定 | 1000倍 | 2500mV | |
5V固定 | 400倍 | 1000mV | |
0.75mV/V 1500μSTRAIN) |
5V固定 | 1000倍 | 3750mV |
5V固定 | 400倍 | 1500mV | |
1.0mV/V (2000μSTRAIN) |
5V固定 | 1000倍 | 5000mV |
5V固定 | 400倍 | 2000mV | |
5V固定 | 200倍 | 1000mV | |
1.25mV/V (2500μSTRAIN) |
5V固定 | 400倍 | 2500mV |
5V固定 | 200倍 | 1250mV | |
1.5mV/V (3000μSTRAIN) |
5V固定 | 400倍 | 3000mV |
5V固定 | 200倍 | 1500mV | |
2.0mV/V (4000μSTRAIN) |
5V固定 | 400倍 | 4000mV |
5V固定 | 200倍 | 2000mV | |
2.25mV/V (4500μSTRAIN) |
5V固定 | 400倍 | 4500mV |
5V固定 | 200倍 | 2250mV | |
2.5mV/V (5000μSTRAIN) |
5V固定 | 200倍 | 2500mV |
3.0mV/V (6000μSTRAIN) |
5V固定 | 200倍 | 3000mV |
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<Q40.歪ゲージ式変換器の初期不平衡や校正係数はゼロ、スパンで調整できますか?2
ひずみの土木用変換器などに添付されるデータシートには、次のようなパラメータが添付されます。
- 定格容量 1MPa
- 定格出力 1098μV/V
- 初期不平衡 -10μV/V
- 校正係数 0.0009112/1μV/V
これらの細かい調整を、ひずみアンプのハード的なゼロ、スパンのボリュームで合わせようとすると、微調整が必要です。通常当社で行う、出荷時調整は、カタログスペックの定格出力(1mV/Vなど)に合わせおり、細かい校正は、お客様ご自信で行っていただくか、パソコン等による数値変換で対応していただいております。
数値変換を行う場合の換算係数は、以下のエクセルシートで求めることもできます。
ひずみゲージの変換係数算出用エクセルシートTop
Q50.FAQは随時追加します
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