AC電源とDC電源
ACは英語で"Alternating Current=交互の流れ"で「交流」、DCは"Direct Current=真っ直ぐな流れ"で「直流」をさします。普通の家庭用コンセントから取る電気は「交流」で、差込を左右入れ替えても使えます。一方、電池はプラス、マイナスの方向が決まった「直流」のDC電源です。
AC電源は、別名「商用電源」とも呼ばれ、発電所から電線で送られてきます。電線の無い山奥や、海の上では、発電機を使って自前でAC電源を作るか、電池やバッテリのDC電源を利用することになります。
屋外でよく使われるのは、太陽電池とバッテリを組み合わせたソーラ電源です。バッテリの過充電を防ぐための、充電コントローラも必要です。外では、雷の被害も意外と多いので、避雷対策も重要です。
送電線で遠くまで送られる電気 | 災害現場の遠隔監視装置のソーラパネル |
主な電源・避雷器 商用電源の無い山間地や離島でソーラ電源を構築できます
■低損失ソーラー充電コントローラー MC-125
自己消費電流が 0.14mA と極めて少ない、小型ソーラ用のチャーじコントローラ(通称:チャーコン)です。太陽電池の出力を効率よくバッテリーに蓄電するので、曇りの日や森林内の少ない電力も無駄無く充電します。
敢えてバッテリ電圧低下時の出力停止動作は行わないため、12V 以下の電圧でも限界まで装置への電源供給を続けます。(since2011-)
■DC12V軽量フェライトバッテリ GBL-1275
小型鉛シールドバッテリ(12V×7.2Ah)と同等性能の、軽量リチウム・フェライト(鉄)バッテリ。価格は鉛電池の倍ですが、重量が約3 分の1 と軽いため、運搬の労力が削減できます。
リチウムイオン電池に比べ、瞬発力に劣りますが、持久力や耐久性に優れ、過熱や発火の危険が少なため、ソーラと合わて屋外電源に最適。(since2013-)
■計測器やセンサ向け避雷リレー SPR-03A
計測器とセンサ用の避雷装置です。センサ給電電源を使い、計測時の時だけ計器とセンサを電気的に接続し、計測終了後は切り離します。
計測時以外は、電線が物理的に切り離されているため、雷の電流が流れる確率を大幅に低減できます。特に地中で接地状態になる水位センサ等の防護に有効。(since2010-)