ラスト・ワン・マイルへの挑戦 last one mile
英語のLast one mileは、文字通り最後の1マイル=1.6kmですが、これは距離を表すのではなく、電話線や光ファイバーなどの通信回線が、利用者の元に引込まれる際の、最終接続区間を表します。
同じように、物流業界でも、商品が小売店や物流センターから、消費者の手元に届くまでの最終工程を、ラストワンマイルと呼び、配達の効率化が議論され、ドローンの利用も検討されいます。
最近は携帯電話も普及し、日常のインターネット接続で、この最後の一手間を実感することはほとんど無くなりました。しかし、都市部から離れた山間地域の通信事情は、まだまだ改善の余地があります。
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| 携帯基地局のある風景 (新潟県-妙高山の春） |
デジタル簡易無線機の無線電波試験 (指向性アンテナ使用、距離20km） |
土木や建築の世界では、通信環境が整っていない現場も多く、トンネル、地下室、水中など、電波が届きにくい環境も存在します。おまけに、そのような場所では、安定したAC電源が無いことも多多あります。
山間地の工事現場で、文字通り「あとワンマイル=1.6kmで携帯エリア」という場面に出会うこともあります。衛星携帯を使う選択肢もありますが、携帯エリアから無線中継をする方法も採れます。
ジオテクサービスの製品は、12V電源で使える省電力の通信装置です。商用電源や有線電話のない場所でも、太陽電池の電源で、無線や携帯の通信ネットワークを構築できます。山間地の防災システムや、環境条件の厳しい工事現場の、施工管理や安全管理に使えます。
主な通信・ネットワーク機材 商用電源の無い山間地や離島でもソーラ電源で稼動できます
■FOMAパケットアダプタ GS-1212
携帯パケット通信用の、省電力型のプロトコル変換器です。FOMAネットワークを、RS-232C又はRS-485に変換します。 NTTドコモ製の「FOMAユビキタスモジュール専用アダプター」と組み合わせ、太陽電池で動作する省電力の遠隔監視システムを構築できます。 接点入力・接点出力が各２チャンネルと、パルスカウントも３チャンネルあり簡単な遠隔制御ロガーとしても使えます。(since2012-)
■特定小電力無線モデム GTR-920
ローコストで省電力なシリアルデータ転送用の無線モデムです。
920MHz×20mWの省電力型の無線データ伝送装置です。見通し 1200m の通信と、最大2段の中継が可能です。12V電源で動作し、消費電流も 4〜30mAと少ないので、ソーラ電源とバッテリを利用した野外計測に適します。
通信は、RS-232CとRS-485のどちらかを選択。利用に際し免許申請や電波利用料金は不要。 (since2015-)
■デジタル簡易無線機 GSU-7000
見通し10〜50km、山間地でも1〜5kmの通信ができる長距離無線モデムです。
351MHz帯×1W〜5Wのデジタル簡易無線機。DC12Vで動作。送信時は2.5Aと高出力ですが、待機時は80mAと省電力でソーラ運用も可能。
通信はRS-232Cで、PCや各種データロガーと接続ができ、最大4096バイトのパケット通信が出来る。なお、利用に際しては登録申請と年間電波利用料450円／台が必要。 (since2012-)
■RS-232C/RS-485変換器 MC-485m
小型、省電力のシンプルなRS-485変換器です。
RS-232Cと485を双方向で変換します。RS-232CのDSRが、通信時ON、無通信15秒でOFFしますので、外部機器の起動制御にも利用できます。
電源はDC12V。消費電流は、待機時4〜8mA、送信時20〜100mAと省電力。通信速度9600bpsで最適化。57,600bps以上は保証外。 (since2012-)
通信装置の基本仕様
基本は、直流12V電源で動作する、省電力の通信機です。ソーラ電源による屋外での自動観測に適します。
| 基本仕様一覧表 | |||||||||
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| 名称／型番 | イメージ | 通信方式 | インタフェース | 電源 | 消費電流 | ||||
| FOMAパケットアダプタ GS-1212NX |
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FOMAユビキタスモジュール専用アダプタ接続 | RS-232C RS-485 1200〜115200bps |
DC11〜15V | 休止時10mA 待受時 40〜80mA 通信時130mA |
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| 特定小電力 無線モデム GTR-920F |
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特定小電力無線 920MHz帯 4ch 出力20mW |
RS-232C RS-485 9600bps(N81XN) |
DC9〜15V | 待機時4mA 受信時14mA 発信時30mA |
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| デジタル簡易 無線モデム GSU-7000 |
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デジタル簡易無線 351MHz帯 30ch 出力1〜5W |
RS-232C 1200〜38400bps |
DC10〜16.5V | 待機時80mA 受信時80~120mA 発信時1.5〜2.5A |
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| RS-232C/RS-485変換器 MC-485m |
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RS-232C／485 電源とGND共通 入出力は非絶縁 |
RS-232C RS-485 1200〜38400bps |
DC8〜15V | 待機時3.5〜8mA 動作時 20〜100mA |
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注意：消費電流は、ロガーやセンサ−への外部電源供給を含まない本体の値です。
↑Topへ【旧製品の資料】 （製造・販売は終了しました。一部レンタル用機材はあります）
過去25年来の製品群です。まだ現役で稼働中の装置も多いため、技術サーポートは継続しています
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【旧製品の仕様】 （販売は終了品。保守・メンテ用資料）
| 旧製品の基本仕様 | |||||||||
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| 名称／型番 | イメージ | 通信方式 | インタフェース | 電源 | 消費電流 | ||||
| FOMAパケットアダプタ GS-1212 |
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FOMAユビキタスモジュール専用アダプタ接続 | RS-232C RS-485 9600bps |
DC11〜15V | 休止時10mA 待受時40mA 通信時120mA |
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| 小エリア 無線モデム GS-0064 |
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簡易無線 348MHｚ帯20波 出力1W |
RS-232C RS-485 9600bps |
DC9〜14V | 待機時3mA 受信時25mA 発信時350mA |
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| 特定小電力 無線モデム GS-0060 |
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特定小電力無線 429MHｚ帯40波 出力10mW |
RS-232C RS-485 9600bps |
DC9〜14V | 待機時2mA 受信時15mA 発信時25mA |
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| 特定小電力 無線モデム(旧) GS-0031 |
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特定小電力無線 429MHｚ帯40波 出力10mW |
RS-232C RS-485 9600bps |
DC9〜14V | 待機時1.5mA 動作時25mA |
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| 通信接続 ボックス GS-0062 |
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GS-0031 GS-0060 GS-0064対応 |
RS-232C RS-485 9600bps |
DC9〜29V | 待機時1mA 動作時10〜40mA 送信時60mA |
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| 通信接続 ボックス(旧) GS-0042 |
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GS-0031 GS-0060 GS-0064対応 |
RS-232C RS-485 9600bps |
DC11〜15V | 待機時3mA 動作時15mA |
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注意：消費電流は、ロガーやセンサ−への外部電源供給を含まない本体の値です。
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